幻想ゲイ小説 ときめく砂時計

幻想ゲイ小説 ときめく砂時計

Title: 幻想ゲイ小説 ときめく砂時計
Author: Ryu
Release: 2024-02-07
Kind: ebook
Genre: LGBTQIA+ Fiction, Books, Fiction & Literature
Size: 8191616
五十代半ば初老ゲイふたり、地の果てで繰り広げる幻想純愛譚『ときめく砂時計』 「膝枕してくれないか」「うーん、海パン、濡れてるしね」 消滅可能性都市の片隅、ひっそりとした海岸で出会った五十代半ばのゲイの二人、龍太と武蔵。たいして働かず気ままに過ごす龍太と、早期退職し孤独を抱える武蔵。共通点は、同い年であることと、ゲイ向けのマッチングアプリで互いの存在を認識していたこと。 秘密の海岸で、潮風を感じ、他愛ない会話を交わすうちに、二人の間には友情に少しばかり上乗せされた感情が芽生え始める。海辺の散歩、竹林の探検、家での膝枕…。日常の中で、過去の思い出と未来への希望が交錯する。 しかし、日常はロマンチックだけではない。老いへの不安、社会との隔たりが二人の関係(かんけい)に影を落とすことも。それでも、共に過ごす時間の中で、言葉にならない想いがゆっくりと深まっていく。 「武蔵、キミが好きだよと言いたくなる」 夢想と自問自答を繰り返す龍太。この感情は友情なのか、それとも何か「他のもの」なのか。砂時計の砂が落ちるように、二人の関係もまた、ゆっくりと、しかし確実に変化していく。 瀬戸内の色彩豊かな風景を背景に、初老のゲイ二人が織りなす、切なくも温かい物語。人生の黄昏時を迎えた二人が見つける、ささやかな幸福とは――。 2023年から2024年に執筆。作品には生成AI不使用。著者は薔薇族、Badiでゲイ小説を執筆し、受賞歴もあり。他に白井俊介、広岡智彦、タテイシユウスケ、Ryuzoといったペンネームで活躍している。 ゲイ小説、BL、ボーイズラブ、純愛、初老、50代、同性愛、瀬戸内、海、田舎暮らし、終活、老後、ときめき、癒し、幻想、BL、文学、詩的、実験的